令和5年度事業計画 項目別

 1.東北支部主要行事                              

(1)第77回 支部大会および関連行事

 令和5年5月25日(木)に山形市のホテルメトロポリタン山形において開催。令和4年度事業報告 および決算,令和5年度事業計画および予算等を付議。

 関連行事として,第76回東北電気関係事業功績・功労者表彰式,令和5年米寿功労者の紹介,記念講演,懇親会および施設見学会を実施。

(2)東北電気関係事業功労者 合祀慰霊祭 

 令和5年9月22日(金),仙台大神宮において「東北電気関係事業功労者合祀慰霊祭」を実施。

(3)在仙電気人新年の集い 

 令和6年1月5日(金),仙台市において関係諸団体との共催により開催。

(4)電気記念日式典

 令和6年3月25日(月),仙台市において関係諸団体との共催により開催。電気関係事業に永年従事された傘寿功労者の紹介,記念講演等を実施。

(5)運営委員会

 5月,7月,11月,2月に仙台市で開催。東北支部の事業運営に関する重要事事項を審議。

2.人財育成の推進                                  

(1)令和5年度 東北電気関係事業考案・研究発表会の開催

 東北地域の電気関係事業に携わる企業・団体等の技術者の新たな技術・発明への啓発,ならびに技術開発基盤の強化などを目的として,令和6年2月に開催し,支部大会で表彰を行う。

(2)「澁澤賞」候補者の発掘・推薦

 電気の保安や信頼度向上に関わる発明・工夫,設計・施工,研究などの業績や永年の電気保安確保への功労などを顕彰する「澁澤賞」に東北支部管内から候補者を募集・推薦する。

3)学術公開講演会の開催

 電気に関する研究の進歩とその成果の利用普及を図り,学術の発展と文化の向上に寄与することを目的に,次世代を担う学生ならびに産・学関係者を対象に開催。電気学会東北支部,電子情報通信学会東北支部との共催。今年度の開催場所は秋田市を予定。

(4)電気工事士技能指導者研修会の開催

 将来を担う電気技術者の教育普及拡大に寄与するため,各県高等学校教育研究会(電気系専門部門)が主催する電気工事士技能指導者研修会を支援し,工業高校電気科系教師の技術・技能に関わる指導力向上をサポートする。

(5)高校生ものづくりコンテストの支援

 将来の電気事業を担う若手電気技術者の育成に向けて,電気系高校生の技能競技大会である「高校生ものづくりコンテスト2023東北大会 」に審査委員(委員長1名,委員1名の合計2名)を派遣し,評価・助言などの支援を行う。

(6)高圧ケーブル工事技術講習会の開催

 電気事業用設備や自家用設備である高圧受電設備における高圧ケーブル工事の施工技術の向上,さらには事故防止を目的として,施工技術者に対する学科・実技指導(ソーシャルディスタンスを確保した対策のもと1回の定員を限定して23回開催)により知識・技能の向上を図る。

(7)第三種電気工事士(筆記・技能)試験準備講習会の開催  

 電気主任技術者の育成を目的に,第三種電気主任技術者試験の受験予定者を対象とした,基礎講習会(基礎理論および電気数学に特化し1月に開催)と試験準備講習会(合格支援を目的とし6月に開催)を実施し,資格取得者の醸成を図る。

(8) 第一種電気主任技術者(基礎・試験準備)講習会の開催

 電気工事士技術者の育成を目的に,第一種電気工事士試験の受験予定者を対象として,筆記試験準備講習会(8月に1回)と技能試験準備講習会(11月に2回)を開催し,合格に向けた支援を行う。

(9)種電気工事士技能試験準備講習会の開催(新規)  

 電気工事士技術者のさらなる育成を目的に,第二種電気工事士試験の技能受験予定者を対象として,技能試験準備講習会を6月に開催し,合格率向上を図る。

3.電気安全・保安確保の推進                            

 (1)電気安全東北委員会事業の実施

   電気安全東北委員会事務局として以下の事業を実施。

   ◆電気安全講習会の開催(7月)

   電気使用安全月間活動として,関係団体との共催による街頭PRや,各県組織とも連携した電気安全に 関わる周知・注意喚起などの諸活動を展開実施(8月)

経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部との共催による電気保安功労者表彰式の開催(9月)

(一社)日本電気協会東北支部,(公社)日本電気技術者協会東北支部,(公財)東北電業会との共催,ならびに経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部の後援による電気関連法規セミナーの開催(1月)

電気安全ビデオ販売の斡旋,貸出しによる電気安全の啓発

(2)キュービクル式高圧受電設備推奨審査の実施

  自家用高圧需要家受電設備の保安確保および他の需要家への波及事故防止に寄与するため,優良なキュービクル式高圧受電設備の推奨審査を実施。

(3)キュービクル式非常電源専用受電設備認定審査の実施

  火災発生時の人命救助や初期消火等に必要な機能確保のため,消防法の「登録認定機関」として,キュービクル式非常電源専用受電設備の認定審査を実施。 

(4)認定および推奨キュービクル式高圧受電設備普及活動の推進

 会報や電気安全講習会等を通じ,認定および推奨キュービクルの普及促進活動を推進。

 (5)労働安全衛生特別教育講習会の開催

 労働安全衛生法により事業者に義務付けられている特別教育について,電圧区分に沿って高圧・特別高圧電気取扱者講習会(宮城)と低圧電気取扱者講習会(宮城,新潟)を開催。

(6)対面型とオンライン型を選択可能なハイブリッド方式による講習会の実施

 学科主体の講習会について,対面型とオンライン型を選択可能なハイブリッド方式を継続開催。なお,実施においては令和4年度の実施状況を踏まえ,計算演習などで質疑が生じた際はアプリのチャット機能を活用した質問の随時受付などにより,対面型に近い運用を引き続き継続実施。

   a.電気関連法規セミナーの開催

自家用電気工作物の保守・保安管理に従事する電気技術者等を対象に,電気関連法規(電気事業法,建築基準法,消防法,省エネ法)の一層の理解と自主保安体制の確立に資するセミナーを開催。

b.内線規程講習会の開催

需要場所における電気工作物の設計から検査にいたる電気関係従事者を対象に,内線規程における重要事項の遵守と技術力の向上を目的に開催。

C.電気設備技術基準・解釈講習会の開催

 電気設備の保安工事・維持・運用従事者を対象として,電気設備技術基準の重要事項や解釈 等のさらなる理解浸透,さらには背景や運用に関する補完・充実による技術力向上を目的に開催。

d.高圧受電設備規程講習会の開催

 高圧受電設備の設計から検査に亘る従事者を対象として,受電設備の電気保安確保に資する知識・技能向上を目的に開催。

e.系統連系規程講習会の開催

分散型電源の系統連系業務に従事者を対象として,連系技術要件の理解と電気保安に係わる自主保安意識の啓発を目的に開催。

f.系統現象・保護協調講習会の開催

高調波や電圧フリッカおよび瞬時電圧低下など,系統現象の発生メカニズムやその防止対策と保護協調の考え方に対するより一層理解を目的に開催。 

(7)人材紹介事業の展開 

 電気主任技術者を対象とする人材紹介事業について,昨年度に引き続き本部と協調して実施することとし,関係個所と連携のうえ,求職者・求人企業の募集,応募者・企業双方のマッチングを行い,更なる成約に繋げられるよう活動を展開していく。

(8)電気保安・電気工事業界の認知度向上等活動の推進

(ウェブサイト「Watt Magazine」紹介)

 電気保安や電気工事業界への関心,さらには業界の意義・魅力に対する認知度の向上などを目的に,若年層を主なターゲットとしたウェブサイト「Watt Magazine」について,若年層の更なるアクセス増加を図るため,電気工事士技能指導者研修会や高校生ものづくりコンテストなど,工業高校教師や学生との接触機会を捉えて,本部と協力し周知活動を推進する。 

4.受託事業を通じた社会への貢献                                 

(1)第一種電気工事士定期講習の開催

 経済産業大臣の指定機関の一つである(一財)電気工事技術講習センターより受託し,東北支部管内の29会場で実施。 

(2)認定電気工事従事者認定講習会の開催

 経済産業大臣の指定機関の一つである(一財)電気工事技術講習センターより全日本電気工事業工業組合連合会とともに受託しており,工事組合と隔年上・下期の交代開催で実施。今年度は上期に開催。

 (3)電気工事士免状交付業務の実施

 第一種および第二種の電気工事士試験合格など電気工事士法にもとづいた申請者への免状交付について,令和4年度に引き続き宮城県から受託実施。

5.正しい情報の浸透と冷静な議論の環境醸成に向けた広報活動の推進                                   

(1)発電所等への見学会の実施 

 会員を対象として,エネルギー問題に対する正しい理解を深めるため,施設見学会を実施。安全性向上への取り組みを加速させている原子力発電所を対象とし,加えて,福島県浜通りで進められている「福島イノベーション・コースト構想」の施設を対象とすることで,被災地の復興状況等についても知見が得られる機会となるよう計画する。

 年間2回予定(8月:女川原子力発電所等,9月:福島水素エネルギー研究フィールド,東日本大震災原子力災害伝承館)

() 会報を通じた情報発信

  会報にエネルギー事情等に関する話題を掲載。

 () 一般広報事業の着実な実施

  以下の広報活動を着実に実施。 

 ◆電気記念日 PR活動の実施

 ◆(公社)日本電気技術者協会東北支部活動への協力

 ◆東北七県電力活用推進委員会活動への協力

◆東北農業電化協会活動への協力

 (4)他機関との連携

 東北エネルギー懇談会等をはじめ,エネルギーや電気関係事業に関わる機関との連携(共催による講演会等)に努める。

 6.東北の復興や観光振興に資する情報発信活動の推進              

(1)日本電気協会のネットワークを通じた復興支援に関する情報発

 各種ネットワークを通じて,被災地の現状や復興支援に資する情報を発信する。

 (2)日本電気協会のネットワークを通じた東北の観光振興に資する情報発信

 各種ネットワークを通じて,東北の観光振興に資する情報を発信する。

 7.会員コミュニケーションの強化と活動基盤強化                

(1)会報を通じた会員コミュニケーションの強化

 支部活動の報告やタイムリーな講習会情報の掲載など,会員に有用な情報の内容充実に取り組む。

 また,日本電気協会にて発行している各種規程類等の書籍の新刊情報や電気安全DVDの新作について,会報などで紹介する。

 (2)新規会員の拡大

 活動基盤の強化のため,東北支部の趣意に賛同して頂ける会員の拡大に努める。

(3)他支部との情報交換の密接化

支部業務への反映・改善や職員のキャリア・スキル向上のため,他支部とWEB等を活用し,講習会の運営状況や業務上の課題(インボイス制度への的確な対応等)について情報交換を行う。

以上 

                                        

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